当院では従来の光線療法機器に比べ治療効果が高い308nm付近の波長帯領域に絞って照射する、国内最新のエキシマライト(セラビームUV308 mini LED)を導入しており、保険適応で特にアトピー性皮膚炎の皮膚の赤みや痒み、円形脱毛症、白斑などに対し柔軟に治療が可能です。

皮膚の赤みや痒みなどにお困りの方はアレルギー専門医・皮膚科専門医として最善の治療で対応させていただきます。他院での治療で十分な改善が中々得られずお困りの患者様もお気軽にご相談ください。
【本治療の特徴】
・主に皮膚の赤みや痒みを改善させることを目的に行います。特にアトピー性皮膚炎の湿疹部位では炎症が内部で持続している状態となっていますが、本治療で局所の皮膚炎症反応をダイレクトに改善させることで高い治療効果が発揮されます。過剰な炎症・免疫反応を抑えていく治療であるため、同様の作用機序で円形脱毛症や白斑の治療としても用いられます。
・治療中は照射範囲にほのかに暖かい感じがあり、痛みのない簡便で安全な治療で、保険適応で治療が可能となっています。
・範囲にもよりますが、小さい範囲なら数秒で治療が終了します。頭部や顔も対応可能です。上半身や下半身の広い範囲などでも数分で対応可能です。
【費用】
保険適応であるため、高校生以下は無料。3割負担では約1000円。
【治療メカニズム(詳細)】
・本治療では308nm付近の波長帯に集約した光を皮膚の炎症部位(赤みや痒みがある部位)に照射することで、皮膚内部で起こっている炎症をダイレクトに鎮静化させる治療法です。細かい説明にはなりますが、メカニズムとしては、炎症の原因となっている皮膚内部に増殖している活性化リンパ球の反応抑制・免疫調整作用が発揮され、かゆみや赤みなどの炎症が軽快していきます。かゆみを感じる元になる神経線維が表皮の浅いところまで入ってこようとするのを防ぐ働きがあることも示されています。
・1回の照射でも皮膚内部の炎症を抑制し痒みの軽減作用がありますが、約1週間間隔で複数回行うとよりしっかり抗炎症効果が発揮されやすく、頑固なアトピー性皮膚炎や、円形脱毛症、乾癬などの症状を徐々に改善させていきます。
・特に、現代のアトピー性皮膚炎や円形脱毛症の治療ガイドラインでは推奨度の高い治療として確立されており、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬内服など行っても中々改善が乏しいケースであっても治療効果が期待できます。保険適応で対応可能であり、非常に費用対効果が高く安全性の確立された治療です。
・当院採用の(セラビームUV308 mini LED)では、従来の光線療法機器(紫外線のUVB照射機器)より、治療効果が高い308nm付近の波長領域に絞って照射するため、高い抗炎症効果が発揮されます。本機種では、皮膚の刺激の元となる短波長帯の不要な光をカットして照射することができる機器であるため、従来機種に見られがちであった軽度の刺激感など副作用がほぼなく治療が可能となっております。
【主な適応】
アトピー性皮膚炎(掻みが強いケース、赤みが中々ひかないケースで特に有効)以外にも、円形脱毛症や白斑、尋常性乾癬などにもに有効で、いずれも保険適応で対応が可能です。
※【美容機器ではございません】「光線療法」は保険適用であり、アトピー性皮膚炎などに対して主に皮膚の炎症(赤み・かゆみなど)を抑える目的や、円形脱毛症や白斑治療目的で行う治療方法です。名前のイメージはやや似ていますが、シミやアンチエイジング治療で行う「IPL(フォト治療)」とは全く異なる機器・治療内容です。